同窓会長の二期生の矢野耕二です。
平成13年の廃校以来、同窓会の活動が一休みしてしまい申し訳ありません。
先日、東京都教育庁から秋川高校の跡地についての説明がありました。
以下はその概要です。
秋川の土地建物は廃校後も三宅高校が使用しておりましたが、
平成19年3月に三宅高校が撤収すると秋川の土地と建物には常駐する管理者がいなくなり、
門も施錠されてしまいました。
更に当初あった体育系の高校を作るとの計画も白紙になり、
秋川の施設をどうするか、宙に浮いた状態になってしまいました。
この度、東京都教育庁では秋川の土地と建物を教育施設として存続させる事を断念し、
平成20年度末を持って教育庁の所管から一般の都有財産に振り替えることに決定しました。
一般の都有財産に振替後はあきる野市と協議の上、更地にして商工業用地として売却される見込みです。
しかし、メタセコイア並木と、正門近くにあるメタセコイアの由来を記した石版と、
閉校時に作成した、ここに全寮制秋川高校が存在し、5千数百名がここで学び、
ここに生活をしたことを記す都合2枚の石版だけは記念として残されるとの事でした。
廃校時に体育館の2階に保管しておいた学校や寮の表札や各期の卒業アルバム等の資料は
最後の舎監長の岩崎先生が校長をされていた五日市高校に移動し、
同校の玄関脇の宿直室に施錠保管されました。
我々が青春の3年間を文字通り一つ屋根の下に暮らし、同じ釜の飯を食べ、共に学び、
心身共に鍛えあった母校が廃校の上、更には更地にされ、
商工業用地として売却されるのは断腸の思いです。
しかしながら、秋川高校は都立高校であり、土地と建物は東京都民の財産であり、
我々同窓生のものではありません。
悲しい事に同窓会には母校の土地建物を買い受け、維持管理する財力も能力もありません。
まさに断腸の思いですが、この決定を受け入れざるを得ず、同窓生の皆様に報告する次第です。
力足らずで誠に申し訳ありません。
追記:五日市高校に資料の閲覧に行かれる時は、事前に同校事務室に連絡してから訪問して下さい。